アイシングクッキーにツヤがないのはなぜ?
アイシングクッキー 講座(第4回)by CL.Kaleidoscope
こんにちは。
「無料!アイシングクッキー 講座」にお越しいただき、ありがとうございます。
「作って楽しい・贈って喜ばれるお菓子」アイシングクッキー 教室オーナーのRenaです。
・アイシングクッキーがお店で売られているのを見たことはありますか?
・もしくは、アイシングクッキー を作ったことはありますか?
・売っているアイシングククッキー、もしくは、作ったクッキーを見た時、アイシング部分はツヤがあり、さらさらしていましたか?
マット調でざらつきのある感じでしたか?
もし気付かなかった方は、アイシングクッキーを見ることがあれば気を付けて見てみて下さい!!
今回は、アイシングクッキーの仕上がりの見た目の違いについてお話ししますね。
ツヤがあり、さらさら食感のアイシングクッキー
わかりますか?
ツヤがあって、触ってもベタつかないサラサラな感じ。
ツヤツヤなアイシングクッキー ができると自然とテンションも上がります。
見ていて気持ち良い〜♪
マット調でざらついた感じのアイシングクッキー
これはどうでしょう?
見た目ではわからないかな?
アップしてみます!
お花のクッキーに比べてツヤがなく、ざらついていて、砂糖のキラキラした感じがわかりますか?
ある有名カフェにも、このようなマット調のアイシングクッキーが売っていました。
私はツヤのあるアイシングクッキー が好きだから、わざとマット調に仕上げているのか、工程上仕方のないことなのか、、少し気になったのを思い出します。
同じ材料で作られたクッキー、同じ材料で作られたアイシングクリームなのに、何が違うのでしょう?
アイシングクリームにツヤがないのはなぜ?
はい、これは、多くの人が感じている疑問だったりします。
ツヤがないアイシングクッキー ができてしまうのは、様々なことが考えられます。
- アイシングクリームがきれいに作れていない
- 天気や部屋の環境によるもの
- 乾燥のさせ方による違い
主にこのようなことが考えれます。
1. アイシングクリームがきれいに作れていない
一つ目は、「アイシングクリームがきれいにできていない」と言う事ですが、具体的には、アイシングクリームが古かったり、アイシングクリームの練り不足だったりします。
アイシングクリームは時間が経つと分離し、また、卵白の泡立ちもへたってきます。
卵白を泡だてて置いておくと、泡の下に水分が溜まっていたことってないですか?
あれは、泡立ちがなくなり、水分に戻ってきたからなんですよね。
それと同じでアイシングクリームも時間が経つと状態が変わってきてしまうのです。
そして、アイシングクリームが分離しているにも関わらず、クッキーに塗り、乾燥させて水分を飛ばすもんだから、砂糖の結晶がキラキラして見えるようになるんです。
アイシングクリームの状態が悪くならないようにする方法は色々ありますが、どんな方法を使っても、いづれは状態が悪くなります。
先日の講座(【第3回】アイシングクリームってどのくらいもつの?)でもアイシングクリームのお話をさせてもらいましたが、アイシングクッキー をきれいに作れるかは、アイシングクリームにかかっている!と言うのはこう言う理由なのです。
解決策としては、アイシングクリームは新しい物を使う、アイシングクリームはよく練ってから使うと言うことです。
2. 天気や部屋の環境によるもの
2つ目は、アイシングクッキー を作るときの環境、天気に関係してきます。
これは、いくらアイシングクリームをきれいに作っていたとしても起こりうることです。
先ほど、アイシングクリームは時間と共に分離してくると言いました。
もし、湿度の高い部屋でアイシングクッキー を作っていたら、アイシングクリームが水分を吸って、アイシングクリームの状態が早く悪くなります。
これを解決するには、部屋の温度を下げ、湿度を下げてあげること。これで改善します。
温度を下げると、砂糖が溶けづらくなります。
また、湿度を下げてやると、アイシングが水分を吸収しにくくなるので、アイシングが分離しづらくなるのです。
晴れの日・湿度の低い日を選んだり、空調をコントロールして作るとアイシングクッキー が作りやすくなりますよ!
(冷房・暖房のきかせ過ぎは、アイシングクッキー の乾燥にも繋がり、作業がしづらくなるので、きかせ過ぎにはご注意を!)
3. 乾燥のさせ方による違い
アイシングクッキー を乾燥させるために、アイシングクッキー 講師は皆、フードドライヤーを使っている場合が多いです。
フードドライヤーとは、そう、食品を乾燥させるためのもの。
アイシングクッキー を作るのに必須ということはないですが、アイシングクッキー を早く乾燥させられるので、とても重宝します。
アイシングが早く乾燥させられるということは、アイシングクリームの状態を悪くさせることなく作れるので、きれいに作れる確率がぐ〜んと高くなります。
普通の家庭にはフードドライヤーなどないでしょうから、そのまま置いておいて乾かすしかないかと思いますが、そうすると、乾燥するのに時間がかかり、アイシングクリームの状態が変わってくるため、表面がざらついたり、マット感のあるアイシングクッキー ができるのです。
でも、フードドライヤーないからと言ってツヤのあるアイシングクッキー が作れないかと言うとそうではないでご安心を。
ご家庭にあるオーブンを使ってもツヤのあるクッキーを作ることは可能です!
詳しく知りたい方は、コメントお待ちしています。
まとめ
・ツヤツヤ・さらさらのアイシングクッキー とマットでざらざら・キラキラのアイシングクッキー がある
・ツヤのあるアイシングクッキー を作りたかったら、アイシングクリームの状態に気をつけよう
・アイシングクッキー を作るときは、天候や湿度にも気を付けよう(晴れの日・湿度の低い日がおすすめ)
・アイシングクッキー は乾燥のさせ方で見た目が変わる
いかがでしたか?
アイシングクッキー のツヤの違に気づいたことはありましたか?
明日からのアイシングクッキー作りに少しでもお役に立てたらと嬉しいです。
第5回は、気にしている人も多い、着色料についてのお話です。
どうぞ、お楽しみに。
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